おーじの覚書

日々考えては霧散していくような何でもないことを覚え書き程度に。へヴィメタルと格ゲーを愛する社会人一年目

滑らない話

皆さんは滑らない話をお持ちだろうか。

人間、生きていれば滑らない話の一つや二つはあるのが自然だろう。

私とて例外ではない。

 

なので今回は私のとっておき、百戦錬磨の滑らない話を披露したいと思う。

 

中学生の頃だ。

友達がいた。

名前は仮にU太くんとしておく。

U太くんは持っているゲームボーイがお母さんがゴミ捨て場から拾ってきたものであったり、

休みの日は農協の壁に「ドライブB」と称して壁打ちをしていたり(※U太くんはバスケ部)、

家の前の川で平然と一人で泳いでいたり、デフォルトの状態でなかなかの剛の者だったのだが、今回の滑らない話はそれらとは別のU太くんの家に行った際に起きた(?)印象深い出来事である。

 

U太くんの家に初めて行った時のことだ。

TVが、あった。

いやそりゃあるだろうという感想はもっともだが、そのTVが普通の状態ではなかったのである。

TVの画面下部に一直線にガムテープが貼ってあったのだ。

 

 

こんな風に。

f:id:ogmk3:20161115141538p:plain

 

 

私は故障でもしているのかな?と思い、軽い気持ちで、本当に軽い気持ちで尋ねた。

「何でガムテープ貼ってあるの?壊れてるの?」

 

まさかこれがとんでもないパンドラの箱だとは露知らず…

 

U太くんは真顔で答えた。

 

 

 

 

 

「ああ、あれ?アニメのOPの歌詞見ないで歌う為だよ」

 

 

 

 

 

 

f:id:ogmk3:20161115141538p:plain

 

 

 

 

 

 

おわかりになっただろうか?

そうなのだ。

馬鹿なのは私だったのだ。

あの位置のガムテープに「アニメのOPの歌詞を隠す」以外の用途などあるだろうか?いやない。

「わからされた」という思いだった。

まさか齢13にして真の天才の存在を知ることになろうとは。

 

その後のことはこの衝撃が大きすぎてよく覚えていないが、

しばらくしてU太くんが「ジャイロボールを投げられるようになった(※U太くんはバスケ部)」と言っているのを聞いたので、たぶんU太くんはジャイロボールも投げられるし、MAJORのOPも完璧に歌えるようになったんだろうなあ、と一人で得心していた。

 

 

滑らない話、終わり。