おーじの覚書

忘れちまった事、忘れらんねぇ事

「と思うじゃん?」より腹の立つ切り返しはない

タイトル通りである。

 

「と思うじゃん?」である。

 

「あの○○って○○だからさー」

「と思うじゃん?」

 である。

決して言ったのが悪い人でなくとも、この切り返し方をされた一点においては、言われた瞬間アゴに掌底を入れてやりたい。掌底を入れて浮いたアゴに零距離からショットガンをぶち当ててやりたい。

失礼。それぐらい腹が立つという話だ。

 

なぜ会話の中でナチュラルに人を煽ってくるのだろうか。戦闘民族か何かなのか。そんなに戦争がしたいのだろうか。

 

「あの○○って○○だからさー」

「あ、でもそれって○○の時もあるよ~」

「マジで?」

 では駄目なのだろうか。

 私はもう「と思うじゃん?」アレルギーなのでこのワードが出た瞬間に話を聞く気がなくなる。

「と思うじゃん?」に導かれて彼の口から発せられる、私の知らなかったであろう新情報は一つも頭に入ってこない。

大抵これを言っている本人は若干したり顔なのもキツイ。

そこには「お前まだそこ?」というニュアンスが多分に含まれている。

 

「と思うじゃん?(ニヤリ)」

 

 ムッキィィィィィィィイ

 

という感じで猿になってしまう。人間らしい会話がしたくても、そこに残るのは腹の立つしたり顔と言語を失った猿である。

 

気にならない人は本当に気にならないだろうが、私は本当に苦手だ。

少なくとも、話を聞いてほしいのだったらこういったいらぬジャブを打ってこないで欲しい。

 

「と思うじゃん?」

私の思考の何を見透かしているというのか。

「そう言うと思ってました~」とでも言いたげである。

そしてこれを深く考えずに会話の橋渡し感覚で使っている人が多いのがまた具合が悪い。

私の前ではその橋は向こう岸まで渡されていない。完全に途中で折れてしまっているのだ。

 

というわけで私は日々、これは「よくない方の日本語」だなぁと思いながら過ごしている。

どちらかと言えば悪いのは使いどころか。

是非、世界を救う時にでも使ってほしい。

 

「もう終わりだ...」

「諦めよう...」

「私たちここで死ぬのね...」

 

「と思うじゃん?」